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2011年9月 8日 (木)

南サーファーの話し合い

役場とサーファーがきちんと今後の対策について話し合えるように、
南のサーファーが集まり、みんなで話をまとめました。
これは、一部ですが原因と今後の私たちについては全文です。



今回の事故に関する原因

①環境の変化による監視体制の弱体化

ホテル前ポイントは、岩崎ホテルの閉鎖、漁民センターへの立ち入り禁止により海
を一望できる環境がなくなり、事故に気が付きにくい状況となっている。以前ホテル
奥の芝生が使えた時は、陸で見ている人がおぼれているサーファーに気付き助けたこ
とがある。
今回の事例についても、入っていたのはセンターから右側の奥の方で入っていた。
同じ時間に入っていた人がいるが、おぼれているところを誰も見ていない。おぼれて
いることに気が付けなかった。

②台風によるパワーのある高波
夕方時でも頭を越えるサイズの波がセット(頻繁に)で来ていた。また、12 時~15
時くらいの干潮時はインサイド(波打ち際)はかなりほれていた(波が力のある状態
だった)。
③道具の老朽化と不備
フィンストラップをつけておらず、リーシュコードも古かったと聞いている。
④長時間の入水による体力の低下
おそらく入水は10 時頃だった。事故が14 時頃だとすると、4 時間以上入っており
体力が低下していたと考えられる。
⑤当日の本人のコンディション
今年からプロの大会に出るなどプロを目指すレベルの人だった。今回より大きい波
でもサーフィンをしている人で、波のコンディションに対するレベルは問題なかった
と判断できる。
⑥当日のサーフィン状況
数名入っていたが、ひとりで海に来て一人で入っていた。
誰か友達と一緒であれば早い段階で気づいた可能性がある。
南種子のサーフィンポイントにはたまに来ていたが、あいさつや会話をすることは
ほとんどなかった。


我々は今後どうすべきか

・サーフィンをする際のマナー・ルールを再確認し、実行する。

・声を掛け合う、相手を気遣う事が出来なかったのが今回の事故につながったと思う。
ビジターに対してもあいさつや危険ポイントなど積極的に声を掛け合うことが大切。

・ビジターで明らかに波のコンディションに力量が足りていないと判断できる人は上
がらせることも必要。

・サーフィンに対する考え方が、する人、しない人でギャップがあるのではないか。
サーファーにもいろんな考え方の人がいると思うが、台風時の大波を待ち望んでいる
サーファーはたくさんいる。サーフィンはスポーツでもあるがエクストリーム(限界
への挑戦)でもある。そうしたことは、サーフィンをしない人には伝わりにく
いのだと思うが、どこかで折り合いをつけないといけない。

・最終的には自分の力量、波のコンディションについて自己判断による自己責任とし
かならない。

・自己責任とは言え、今回の4 日間の捜索で消防団員の日当など行政に多額の金額負
担がかかったのは事実。そうしたことも考えるべき。

・普段もそうだが、波が大きい時は特に監視の目が必要ではないか。自分がサーフィ
ンを終えたらすぐ帰るのではなく、その時海に入っている人への心配りを出来ないか。

・海への入水・出水時、なるべく声かけをする。ローカルから初めてビジターにも声
をかけられるようになればいい。お互い海の出入りを確認にし合う。

・岩崎ホテルが海の監視に使えないのであれば、砂浜に小屋を建てるなどみんなが集
まれる場所を作ろう。

・海に入っているのが1 人である場合は、極力誰かに所在を知らせる。事故や怪我が
あっても誰も気がつかない状況になる。

・リーシュやギアなど、道具のチェックをしっかりし、老朽化による事故を防ぐ。

・以前海難事故があった際に行ったが、年1 回、プロのライフセーバーによる講習を
受けたらどうか。


こういったたくさんの意見をみんなで出し合いました。
今後、これから具体的に話をまとめ、またこちらで報告をしたいと思います。

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南サーファーの話し合いを参照しているブログ:

コメント

私もこの対策内容に賛成します。まずは挨拶からすれば、丘でも波取りでもビジターの強引な態度もなくなり譲り合いの精神で安全で楽しい場になりますからね。種子島だけでなく全国で実施していきますよ(*^-^)b

おひさしぶりです。
種子島滞在中は
お世話になりました。
本当色々とありがとうございました。
たまたま種子島が懐かしく
検索するとあれ?
まはなちゃん、なっちゃん!
癒されました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
ブログ毎日チェックさせていただきます!

また南の方は本当親切で
始めてのホテル前でしたが
声をかけてくださりとても
ほっこりしました。
今回の事故のようなことが
他の場所でも防げるように
一人ひとりの意識を高めていかないと
いけないですね。


こんばんは。
この話し合いのときに感じたのですが、事故のあったときにたまたま海に入っていたひと、
たまたま陸にいたひとは、私なんかよりももっともっと辛く、重いものをしょってしまったんだ、
と強く感じて切なくなりました。
ひとりで責任を感じさせずに皆で請け負っていかなくちゃ、ですよね。
偉そうなことを言ってすみません。。。


悲しい事件だったけど、地元の方の思いが良くわかりました。
わたしたちビジターはそんな思いを忘れてはいけませんね。
早く見つかるといいですね。
遠くから祈ってます。
みなさま、おつかれさまです。

さとるBBさん、お互い心の意識ですよね。
一人ひとりが心がけていけたらと
思います。
海に入ったらまず笑顔。
世界中でできたらいいのにね。
まずは種子島からひろげようか。

まみさん、こんにちは。
お久しぶりです。

なっちゃん日に日に成長しております。

本当に、今回は一人ひとりが意識を高めて今後向き合っていかなくてはですね。

島のみんな、とてもやさしいですよね。
アットホームな雰囲気を守りつつもしっかりとルールを決めて行きたいと思います。

またきた時には、寄ってくださいね。

chobiさん、本当にそうですね。
今後の為に、これからの課題を一つ一つクリアしていかねばですね。

そして心のケアも必要ですね。
仲間同士、声を掛け合いながらですね。
さすが、chobiさんはまわりをみていらっしゃいますね。

会議に参加できなくて申し訳ありませんでした。

hiroっぴ さん、ありがとう。
その土地の方、海に携わる方々、決して一人の責任ではないということ
改めて感じました。

様々な意見があったけれど、一人でも多くの方がサーフィンというものを理解してくれたことが何よりも嬉しかった。

私たちの課題はこれからです。頑張ります。

偉そうなことを、言ってすいません
僕が、この文章を読んで思ったことは、決まりが有るといいと思います。もちろん海に入るのは自由です。ですが、いつも挨拶をすることで、マナー、助言は出来ると思います。これが決まりです。最近では、行き過ぎたローカリズムなポイントはありますが、種子島は、すごくみんな良い人で、楽しい場所です。みんな好きにサーフィン出来る場所と勘違いします。それは、間違いです。それが事故を起こしたり、ローカルがウルサくなる原因だと思います。
挨拶当たり前、話すの当たり前、楽しいの当たり前、が、種子島のスタイルだと思います。

岩ちゃん、ありがとうございます。
本当にありがたいご意見です。

笑顔で挨拶が全国共通だったらいいですよね。

種子島スタイル。
自信を持って言えます。
気づかせてくださってありがとうございます。

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