Powered by Six Apart

« Friend | メイン | 右と左と »

2013年10月30日 (水)

五世代の着物

Imgp2037_2私の娘の高祖母(ひいひいおばあちゃん)は、昔、養蚕業をされていたそうです。

糸を紡いで機織りで反物にし、ひいおばあちゃんが美しいこの色に染めあげた。

そして、その着物は、おばあちゃんがお嫁に行くときに着物として渡されたそうです。

現在、この着物は、私たちの手元にある。

7歳になった私の娘の七五三にと、お義母さんが仕立て直してくださったのです。

ひとつひとつの工程には、目には見えない深いものがある。

箱から出した瞬間、胸が熱くなった。

ひいひいおばあさんが、どんな気持ちで糸を紡いだのか。
お義母さんが、どんな気持ちで呉服屋さんに持って行ってくれたのか。

準備期間中、お義母さんは、いつも「わくわくして楽しいわ。」と電話をくれた。
きっと、おばあさんたちみんな、同じ気持ちだったのでしょう。

かわいい娘や孫の為に、何か残してあげようと。

五世代に渡って受け継がれたこの一枚の着物。

来月、七五三のお祝いをしてあげたいと思います。

そして、娘の子供たちさらにその先まで。
ずっとずっと大切に残して行きたいと思います。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/237245/31927417

五世代の着物を参照しているブログ:

コメント

きれいな朱色ですね♪これは 日本にとっても宝物ですよ。たぶん これを縫うためのもとの糸もないのでは?種子島も 蚕を扱っていたので あちこちに桑の木が残ってます。我が家の辺りもそうです。母が紡いだり織ったりした着物がありますよ。娘ちゃんたちに きっと似合いますよ(^^ゞ

まちさん、お久し振りです。
着物、素敵ですね。歴史の重みも感じます。
新しい命を吹き込んでもらって種子島の原家にやってきたこの着物。
女の子三人が待っていたから、嬉しいでしょうね。
マハナちゃんの写真、楽しみにしてます。

サトルマンさん、ありがとうございます。

種子島もそうだったのですね。
前のお隣のおばあさん宅には、機織り機があり、大島紬をしてましたよ。

着付け教室があればぜひ行きたいな。

サトルマンさんの着物も素晴らしいですね。
お母様が紡いだりした着物、宝物ですね。


みおさん、ありがとうございます。
旦那さんの実家で、たくさん着物を見させて頂いた時、この着物を見て、ぜひ着せたいと思いました。
三人の女の子がいるからこそ。

古い感じがたまらなく素敵で、歴史もあって…。

家宝にします。
写真アップしますね。

コメントを投稿